TOMONISASAGU

自分と向き合った日記

「よし、行くぜ」

グッチとドラえもんのコラボ商品を嫁が欲しいと言う。買ってあげたいけど小さい鞄ですら8万円だなんて、財布の中に4000円と武者ガンダムキラカードしか入ってないような俺には到底無理な額だ。そうなってくると、もう万引きしかないワケだが、高級ブランドのお店には警備員がたくさんいるんだぞ。

なんてプアジョークはさておき、そもそもドラえもんとコラボってのが俺には狂気に感じてしまう。ああいうアイテムってのは、ああいうブランド物を既にたくさん持ってるようなブルジョア層がちょっとしたシャレで買う物なんじゃないのか? 「ちなみにこんなのも持ってますw」的なノリで、ハズし的?なアイテムなのでは?

少なくともただのドラえもん好きが無理して手に入れるようなものじゃない そんな気がする。

仮に嫁があれを普段使いしたらどうなるんだ?  セブンイレブンのバイトのコたちから「あっ!またドラえもんの人 来たよ!」とネタにされて嘲笑されるのがオチである。

だって、さりげなくドラえもんをあしらってます って感じじゃなくてモロにプリントされてんだもの。俺には何がなんだかわからないよ。デカいサイズのバッグだと22万だってよ!ひみつ道具でも入ってんのか。

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あの面白い「目」の描き方を発明した大橋裕之藤子不二雄らレジェンドに匹敵していると、個人的には思う。そんな大橋裕之の漫画「音楽」を原作としたアニメ映画のDVDをTSUTAYAで借りてきた。

声優に坂本慎太郎岡村靖幸が起用されていたり、「惡の華」で個人的にアリだなこれは!と感動したロトスコープ手法だったりと、見る前から期待しすぎていたが、大丈夫だった、かなり面白かった。原作(地味に名作)の良さは損なわれてないし、名シーンも普通に笑えた。バンドのライヴシーンについては想像を絶するカッコよさだった。音楽好きなら気づくであろう小ネタも満載でニヤリとできる(FIXEDのバンドT着たモブキャラがいたのは気のせいか?)。 あと、原作以上に「青春」の要素を強く感じたな。

こんなシュールな感じの映画で、超かっこいい!と興奮したり、ちょっと泣きそうになるとは思わなかった…やられたなぁ。4万枚の作画を使い、7年がかりで仕上げたという岩井澤健治 監督(知らない人だ)の手腕、すごい。

この世界の片隅に」を100点とするなら 78点ぐらいのアニメ映画。 あ、絶賛ですよ。

 

お題「ゆっくり見たい映画」