TOMONISASAGU

自分と向き合った日記

禰󠄀豆子のオッサン

夕方、職場の更衣室であるキャラの濃いオッサンに遭遇した。オッサンは怒っていた。「ここの職場は雰囲気が暗い!陰湿や」とかなんとか。

急になんやねん と、思ったけど言ってることにはわりと同意。いいやつ、立派な人も多い職場だが、なんか大人しい人や暗いヤツは多い気はする。あと確かに陰湿な空気もあるにはある。

オッサンにどないしたんですか?と聞いた。そしたら、オッサン、どうもセクハラで訴えられたらしい。いやアカンがな!と思ったが、オッサンが言うには「ちょっとコミュニケーションで、ちょっと触っただけ」だそうだ。いや、やっぱりアカンがな。

まあ、今のご時世、ちょっとでも即アウトですからね…と俺が言うと、オッサンは「嫌なご時世や!俺みたいな昭和の人間には、なんかもう分からんわ!」とさらにヒートアップしていた。

悲しいかな、色々とアップデートできてないオッサンだなと思ってしまった。現代じゃもう通用しないノリってのを分かってない、わりと典型的なダメなオッサンだ。しかし、こういうオッサン少なくない。

ただ、大きな声じゃ言えないが俺も性質的にはオッサンと同じタイプの人間なんだよ(ただ俺は学んで、得て、自分を制御できてる)。

オッサン、ちょっとだけわかるよ、ちょっとだけな。わかるけど、やっぱダメだよアンタ。かなりダメだよアンタ。

 

で、何が1番面白かったって、オッサン、今の世の中や風潮を散々否定して、自分の昭和マインドにある種の誇りみたいなもんを持ちながらも、

頭に思いっきり禰󠄀豆子の絵が描かれたバンダナを巻いていた。禰󠄀豆子の顔がでっかく、正面を向くように調整したバンダナを頭に巻いていた。

オッサン、めちゃめちゃおもろいやんけ。今度飲みに行こうぜ…。

あっ、たぶんコレですね。