TOMONISASAGU

自分と向き合った日記

世界

セブンイレブン駐車場にバチバチヤンキー仕様のフルスモークのセダンが現れた。

車高、低い!F-ZEROみてぇだ。ルームミラーにはやはり あの神社のボンボリみたいなヘンなのが垂れ下がっている。そんなのがボァン、ババ!みたいなやかましいだけの爆音で登場した。

うわ、ははw と思いながら観察していたんだが

もう一方から今度はアニメの女の子がドデカく描かれた所謂、イタ車ってのが現れた。なんのアニメだ?なんかイタい字体まで入れてる。こちらも負けじとみっともない。

おお、なんか知らんけど揃ったぁ!と思った。

で、両オーナーが颯爽と運転席から降りてきたんだが、2人ともちっこいGLAYのTERUこと本名、小橋 照彦みたいな風貌だった。なんか知らんけど オオッ!?と思った。

そして、これは、こういうのは、なんかあるぞ!と、金麦のロング缶を開封しつつ直感した。

たとえば1997年では明らかに相反する存在、および、狩るものと狩られるものの関係性であったヤンキーとオタクではあるが、2021年の現在においては何かしらのシンパシーを感じつつ、アイデンティティの部分で大規模なシンクロニシティが発生しており、かつて強固に存在していた圧倒的な隔たり、「壁」が 今や曖昧なアレとなり なんかよく分かんないけどソレっぽい感じにアレしてアレなんじゃね?知らんけど。ホンマに知らんけど。

とりあえず、2人とも、塾帰りの女子中学生の団体にわりとデカめの声で「だっっっっっっっさ!!」と言われてたのが今回のハイライト。

「っ」の数がメチャクチャ多い「だっさ」で、おじさん凄く怖かった。「だっっっっっっっさ!!」って、すごいタメ。

最初の「だっ」も、かなり力強くて、傘立てに繋がれていたポメラニアンがビクッとなってた。

それ見た俺は金麦 吹いちゃうし。

日本の未来を憂いた。